雑誌『日常』は〈日本まちやど協会〉が発行する、地域に根ざす人々を取材する雑誌です。
真鶴出版・川口が編集長を務めます。
第3号の特集テーマは「まちを歩く。地域をつなぐ。」。
まち歩きに焦点をあて、まち歩きを楽しむ視点や、まちの人やその地域の背景とつながるためのポイントも紹介しています。
さらに、「考現学」や「路上観察学」のまわりを分析し、まち歩きの歴史をさかのぼります。
そして今回も、全国の個性的な地域に根ざす場所を取材しました。
愛知・南知多にある「漁師が長靴で入れる」イタリア料理店〈OSTERIA Bianchetti〉。
文化がごちゃ混ぜな京都・西舞鶴にあるまちやど〈古民家の宿 宰嘉庵〉。
群馬・前橋のまちの「B面」をつくる市役所職員〈マチスタント〉。
和歌山・加太にある、アーティストが営む港町のたこ焼き屋〈さちまる〉。
また、雑誌づくりの大先輩であり、今年五島列島に拠点を移した『nice things. 』編集長の谷合貢さんや、料理研究家・土井善晴さんに地域への向き合い方について話をうかがっています。
『ほどよい量をつくる』の甲斐かおりさんからの寄稿もあります。
そして雑誌『日常』は毎号、一冊一冊異なる表紙をつくっています。
(前号は表紙のくるくるを描いていただき、ありがとうございました!)
今号は取材先の一つである、群馬県前橋でいただいたレンガを砕き、乳鉢で擦り、膠(にかわ)と混ぜてインクとし、表紙に一枚一枚手塗りしています。
より手触り感のある表紙になっておりますので、楽しみにしていただけたらうれしいです。
※まちやどとは
まちを一つの宿と見立て、宿だけでなくまち全体を楽しんでもらう宿泊施設のこと。ゲストがそのまちの日常を過ごせるように、まちの入り口となることを目指している。
※表紙の色味は参考です。
-----------発行元について-----------
雑誌『日常』は、一般社団法人日本まちやど協会により発行されます。
普段私たちまちやどは、まちの日常を最大のコンテンツとすることで、地域固有の宿泊体験を提供しています。雑誌『日常』はそんな、日常を見立てるプロであるまちやど会員たちの手で制作されました。
-----------『日常』第3号詳細-----------
特集 まちを歩く。地域をつなぐ。
発売 2023年12月22日(金)
価格 2500円(10%税込)
サイズ B6サイズ
ページ数 164ページ
ISBN 978-4-9911988-3-0
発行元 一般社団法人 日本まちやど協会
発行人 宮崎晃吉
発売元 真鶴出版
編集長 川口瞬(真鶴出版)
副編集長 菊地徹(栞日 INN)
デザイン 鈴木大輔(DOTMARKS)
装画図案およびインクのレシピ提供 𠮷田勝信(𠮷勝制作所)
編集 大島芳彦(シーナと一平/ユクサおおすみ海の学校)
岡昇平(仏生山まちぐるみ旅館)
福田一馬(ゲストハウスmeinn)
宮崎晃吉(hanare)
山川智嗣(Bed and Craft)
編集アシスタント 山中美友紀(真鶴出版)
-----------もくじ-----------
03 日常1 OSTERIA Bianchetti
19 日常2 古民家の宿 宰嘉庵
33 特集 まちを歩く。地域をつなぐ。
63 漫画 今もどこかで(イッテツ)
77 日常3 マチスタント
91 コラム 肉屋のコロッケからまちの底力を知る その2(大島芳彦)
93 日常4 さちまる
107 インタビュー 故郷で描く、雑誌の未来。 『nice things.』谷合貢
117 寄稿 野花から花束を ─地域を開き、文化をつなぐ人たち 甲斐かおり
127 コラム まちやど体験記〈奈良町宿 紀寺の家〉 福田一馬
130 民藝とまちやど その2 土井善晴
138 客室心地分析〈guest house MARUYA〉 岡昇平
143 第3回 まちやどオーナー座談会
151 おまけ クロスワード
152 まちがいさがし
153 おわりに
154 制作協力
155 付録 まちやど一覧
17 まちやど百景 名物おかあさん
18 マップ
61 朝ごはん
62 おすすめの店
126 とっておきの風景
142 ユニフォーム