ー 人は生まれてから死ぬまでの間には、何度か写真を撮られたり、撮ったりしなくてはいけないなと思うようなイベント事(七五三、結婚式など)が多かれ少なかれあります。でもそんな機会は、生きている内のほんの少しの時間です。その他は写真に撮らなくてもいいような時間が、ただダラーっと続いているのが本当の所です。
この写真集には、撮らなくてはいけなかったなという様な写真は一枚もなくて、撮らなくてもいいような写真が、ただダラーっと続いているのが本当の所です。ー
(前書きより)
人生の真理を謳ったような前書きの後には、
想像力豊かなタイトルが付けられた、
“撮らなくてもよかった”写真が淡々と並びます。
そこには、
撮ろうと思ったら撮れないような瞬間が溢れていて、
ほっこりしたり、ジーんとしたりしてしまいます。
自分でもそんな瞬間を残しておけるのかも!と、
写真を撮りたくもなってきます。
当たり前のようにそこにある、
“撮らなくてもいいような時間”が愛おしくなる、
そんな写真集です。
-----------作家プロフィール-----------
加瀬健太郎
1974年大阪生まれ。ビジュアルアーツ大阪・写真コース夜間部卒業後、東京にてスタジオ勤務。2002年渡英。LONDON College of printing (現・LONDON college of communication)を経て、2006年より東京に拠点を移し、フリーランス・フォトグラファーとして活動中。
-----------詳細-----------
発売 2015年5月
価格 1,650円(10%税込)
仕様 B4 / 100ページ
発行 テルメギャラリー
装丁 NEWT
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